2018年3月31日土曜日

Halo 1

2018年から義務付けられた、ドライバー頭部保護システム "Halo" 。

RC用のパーツも出ているようですが、折角なので自作してみようと思います。


まずは、既製品で使えそうなものを探したところ、ホームセンターでピッタリなものを発見。


Uボルトです。
一般配管用25A 1"(M6)というもので、1/10 F1スケールに丁度良い寸法です。
スチール製とステンレス製がありましたが、ステンレス製のほうがRが滑らかでした。

整った半円形状はいいのですが、ネジ部の処理が手間なのと、とにかく重たいので、形を参考にもっと軽い素材で造形することに。

材料は、

TAMIYA プラ材丸棒。直径5mmを使います。

前述のUボルトを参考に、成形枠を製作。

左から Uボルト、外板、内板(この板の形状にプラ材丸棒を成形)、外板(2枚の外板で丸棒が内板からずれないようにします)。

外板と内板を重ねてビスで固定。 隙間に熱したプラ材丸棒を挟み込み成形します。

 内板の形状修正を考慮して、接着ではなく、ビス留めです。

 プラ材丸棒は、半分にカットします。全周に切れ込みを入れると、きれいに折れます。
400mm → 200mm 2本に

必要な長さは150mmくらいですが、加熱のしやすさや成形時の左右のズレを考慮して長めで成形します。


熱しても変形しにくいよう、直線部分にマスクングテープを貼ります(気休めの断熱)。

丸棒の中央に、成型時の目印を書き込みます。

 バキュームフォームで使っている電気ストーブで加熱します。
成形したい部分を均一に加熱するのが結構難しい。

 丸棒が柔らかくなったら、素早く成型枠にはめ込みます。

なかなか滑らかな一定カーブで成形でません。
加熱時間や加熱範囲、成形のタイミングや枠へのはめ込み方を変えつつ、作業を繰り返しました。
左端と、右2本のR形状が比較的きれいです。

Halo本体部分、余分をカットします。

目安に貼り付けたマスキングテープの際に全周切り込みを入れて、折り曲げると簡単にカットできます。

次は、支柱・支柱と本体との結合パーツを作ります。

2018年3月30日金曜日

Andretti Autosport IR-12 Honda #26 10 オンボードカメラ

オンボードカメラ

F1とは形状の異なるオンボードカメラ。形状が比較的単純です。

材料は

Φ=8mm アクリルパイプと整形済の角棒(MP4/8インダクションポッド側面オンボードカメラ用の端材)


資料写真を参考に、比率を見ながら、必要な大きさにカットして、貼り合わせます。

頭頂部や接合部分をパテで整形します。

 整形後、サーフェイサー → ホワイト → 下端をマスク 塗装。

Mr.COLOR 66 デイトナグリーンを塗装。


 マスキングテープを剥がします。

※最終的に頭頂部を Mr.COLOR 64 ルマングリーンで塗装。

2018年3月24日土曜日

Andretti Autosport IR-12 Honda #26 9 ミラー 3

ポリカーボネートとプラ板で作ったミラーステーをパテで整形し、サーフェイサーを塗装。

ボディに取り付ける根本部分を、一段細く削ります。(マスキングテープは目安)
ミラー本体に接着する面のサーフェイサーを落とします。

ミラー本体を逆さまにして、ミラーステーを溶剤系接着剤で接着します。
接着の硬化までミラーステーが傾かないよう、台などをステーの下に置いておきます。

 2組作りました。




ミラーステーの(ボディに刺さる)長さはこのまま。(ボディへの固定方法が決まってからカットします)

 少し傾いてしまいました。

サーフェイサーを塗装します。




ミラーは濃いグリーンの本体に薄いグリーンのラインがあります。まず、薄いグリーンを全体に塗装します。使用する塗料はMr.COLOR 64 ルマングリーンです。


 乾燥を待って、薄いグリーン(ルマングリーン)のライン部分をマスクします。マスクには曲線に細切りしたマスキングテープを使います。
※直線のマスキングテープを曲げて貼ることもできますが、内側が浮き上がりマスク不良を起こす可能性が高いので、最初から曲線にカットしたものを使います。

 
濃いグリーンを塗装します、塗料はMr.COLOR 66 デイトナグリーン。


 乾燥後、マスキングテープを剥がします。



ミラー部のスポンサーデカール

白いスポンサーロゴがあるので、塗装したグリーンと同じ色味の背景色にします。グラフィックソフトの画面上で段階調整したグリーンを本番用のラベル用紙に印刷し、現物と比較して印刷するグリーンを決めます。半分消えかかった数字は、グラフィックソフト上のグリーンの数値。「125」が一番近いようです。

 DigiPen、SIEMENS、ZF 3つのスポンサーデカールをグラフィックソフトで大きさなどを調整し、ラベル用紙に印刷します。

切り出したスポンサーデカール。ラベル用紙は白地なので、このまま貼ると縁(切り口)の白が目立ちます。

青色のマジックで縁を塗ります。

 ミラーステーに貼り付け。

 DigiPen とSIEMENS は一体でレイアウトしています。繋がった状態で切り出します。
※SIEMENS の縁にグリーンの部分があります

 縁を緑のマジックで塗ります。

ミラー本体の側面に貼り付けます。

2018年3月23日金曜日

Andretti Autosport IR-12 Honda #26 8 ミラー 2

ミラー(ステー)

幅広で強度のある材料

プラ板は造形がしやすいですが、強度が期待できません。

必要な形状のものを探し・・・

TAMIYA F104 ポリカーボネート・ボディパーツの端材。

 TAMIYA F104/F60 のバージボードの端材が使えそうです。(Rの部分)



 クリーナーで離型剤を取り除き

 プラ板を貼り付けます。(t=0.5mm×2枚)

 多めに作ります。


ボディ側は取付けを考えて少し長めのまま、ミラー本体に接着します。