2024年9月7日土曜日

ドライバーギミック Ver.1 / ヘルメットギミック(McLaren MP4/8 #7/ Michael Andretti)

ヘルメットギミック(1994年制作)

シャシー : TAMIYA F101(写真はメカニズムの復刻に使用したF103改)
ボディ : McLaren MP4/8 #7
ドライバー : Michael Andretti

ドライバーが露出しているRC F1で、ドライバーヘルメットの動きを再現したくて製作しました。
※当時は、工作技術やアイデアが乏しくヘルメットが可動するだけです


基本構想
「ステアリングサーボの動きを利用してヘルメットを動かす」
F1 シャシー・ボディの大きさなどから、ヘルメット可動のサーボを増設するのではなく、ステアリングサーボを使ってヘルメットを動かす機構を考えました。


1.ステアリングサーボの搭載方向
組み立て説明図では、F101 のステアリングサーボは横に寝かせて装着(サーボホーンの回転中心が車両センターからオフセットしている)しますが、サーボの回転を取り出しやすくするために縦置きとしました。

2.サーボの動きをヘルメットに伝える
ヘルメットを動かすための機構を、ステアリングサーボからヘルメット下部までの空間に配置します。(形状と素材選びに苦労しました)

3.ヘルメットの動き
実際のドライバーヘルメットと同じような動きを再現したいと考え、単純な1軸回転ではなく、視線と共に首を傾けるような動作ができないか試作を繰り返しました。


ギミックロッド

サーボホーンに取り付けたプレートでギミックロッドの先端を左右に動かします。
※写真はF103ですが当時はF101で同じようにサーボ縦置きに

サーボホーンの動きはサーボ後端に設けた支点で左右が逆転した動き(逆位相)となります。

ギミックロッド後端にドライバーヘルメットを動かすフック(M3ネジとサイドガード)。

ボディカウルとシャシー装備との隙間に収まるギミックロッド。軽く・しなやか・強度も必要、ということで当時はABS樹脂板を使っていました。(写真はPET板)

右旋回時、ギミックロッド後端は左に。


左旋回時、ギミックロッド後端は右に。


ヘルメットの動き

左右に首を振りつつ首を傾ける動作(「回転」+「傾き」)は、ヘルメットの取付けネジをボディ下側に飛び出させネジ下端のプレート(穴部分)でギミックロッドと繋いで(引掛けて)「回転+横方向へ引っ張る」動きに。


ギミックロッドとの連結をボディカウルの無い状態で再現。これは直進時。

左旋回。

右旋回。
※ボディカウルが無い状態では動きが大きい
※取り付けネジの一番上の黒いOリングとボールカラーの間でボディに取り付けます

ボディカウルを付けた状態で。直進時。
※ボディカウル装着時、ヘルメットをフックに引っ掛けるのにちょっとコツが必要です
※ヘルメットは少し緩い状態(ネジを締めすぎない)

左旋回。

右旋回。

前から見ると首を旋回方向に傾けています。

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