2014年9月12日金曜日

ディテールアップ バックミラー

 昔、製作したMP4/8にはバックミラーを取り付けました。やはりバックミラーが付いてないと、と思い自作したのですが、当時の自分としては結構苦労したのでそれ以降は作っていませんでした。
 最近では、ボディパーツの一部として付属するようになりましたが、鏡面の造形がなく、デカールを貼るだけ、なのが残念です。(写真はタミヤ製F2012用)
そこで、ボディキット付属のミラーにひと手間(ふた手間)加えてリアルに仕上げる方法を紹介します。
※ミラー本体を塗装する場合、加工と鏡面パーツの仮合わせは塗装前に、鏡面パーツの貼り付け接着は塗装後に行ってください。
1.加工
 鋭角カッターナイフ(写真中央)や小型のみ(写真右)を使って、鏡面内側のリブを丁寧に削り取ります。鏡面部の縁を傷付けないよう注意しながら削ります。目安は縁近くで深さ2mmくらい、中央部で1mmくらいです。

2.鏡面パーツの自作
材料 炭酸飲料PETボトル(飲み口に近い3次曲面のショルダー部分を使います・バイザーで使わなかった残りでOK)、ミラーテープ(幅10mm程度)
①PETボトルのショルダー部にミラーテープを長さ30mmくらい縦に貼り付けます。テープの縁が浮かないように引っ張りながら貼ります)




②鏡面部の上下寸法(参考:3.5mm)にカットしたマスキングテープを貼ります。
③貼り付けた部分を切り取ります。

④バックミラーの鏡面の幅(鏡面部に収まる大きさ)にカットします。
※参考寸法(F2012):14mmくらい(少し長めの寸法になりますが初めからピッタリにカットすると足りなくなることがあります。また、少し奥まって取り付けるのがよいと思います。ボディキットによって大きさが異なるかもしれません・ノギスなどで測ってからカットしてください。

※鏡面をキズから守るため、マスキングテープはボディに取り付けるまで剥がさないでください。四隅も0.5mmくらいでC面カットすると収まりがよいです。
⑤仮合わせ
カットしたパーツをバックミラーの鏡面部にあてがいます。パーツが収まらない場合はパーツの外周(大きい部分)を少し削ります。パーツが飛び出している場合は、鏡面部(奥)を少し削ります。ミラー本体との出入りが丁度よい状態になるまで、この作業を繰り返します。

⑥接着(ここから先は、ミラーの塗装後に)
縁からはみ出さないよう塗る量に注意しながら、ゴム系接着剤で接着します。
※真ん中あたりに点付けでよいと思います。
⑦ボディへの取付け
ボディ側面のミラー取付け穴は、少し小さ目に開け、ユルユルにならないよう少しずつ大きくします(丸棒ヤスリなどを使用)
※理想は、ぐっと力を入れて取り付けるくらい。ボディの付け外しやクラッシュしても、ミラーが動きません
⑧マスキングテープを剥がす
ピンセットなどでマスキングテープの端をつまんでミラーテープ表面に傷をつけないよう注意しながら丁寧に剥がします。
ボディ後方から見たとき、ドライバーフェイスが見えるくらいに取り付け角度を調整して出来上がりです。
E20(F60ボディ)に取り付けたF104標準ボディのミラー。切削のキズが目立ちます。(左端)

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