F1 ボディのシャシーへのフィッティング(フロントサスペンションアーム周辺のカット)について
※使用するボディはタイプ2017ですが、他のボディでも基本は同じです
組立説明図などでは、フロントサスペンションアームやステアリングロッド周辺を大きく切り欠くよう指示されています。
大きな切り欠きは、ボディの脱着は楽ですが見た目はあまりよくありません。
そこで、ノーズ側面の切り欠きを最小限にする(ボディ面を残す)手法を考えました。
長所
①フロントノーズ周辺(側面)の見栄えが向上する
②フロント部のボディマウントを省略できる(ノーズ上面に穴が開かない分、見栄えも向上)
※ノーズ部側面がフロントサスペンション・アッパーアームにしっかり噛み込んで固定します 激しくクラッシュしない限りノーズから外れることはありません
短所
①ボディの脱着(特に取り外し)が難しくなる・脱着に時間がかかる
※気になる場合は、サスペンションアーム下部分の斜めカットを大きくすれば改善します
②激しいクラッシュ時、ノーズ部分の噛み込みが外れる、切り欠き部周辺へのダメージが懸念される。
ノーズ部はエンボスのラインではなく、(下端を)長めに残してカットしています。マスキングテープは仮貼りしたノーズ下端ライン。サイドポンツーンは別パーツを組み付ける部分のみ切り取り、後端への綺麗な曲面をそのまま利用したい(シャシーとの隙間をギリギリに仕上げる)と考え、この時点では切り取らずに残しています。
※ノーズ下端を長めに残しているのは、作業を進めている途中にいろいろアイデアを思いつくため、可能性のありそうな部分はなるべく残すようにしているからです
※右リヤは大雑把に切り取ってしまいました 左右逆ならよかったです
カットする部分が分かりやすいよう、ノーズ下端ラインを細切りのマスキングテープに貼り直します。
ボディにあるエンボス加工のサスペンションアーム(アッパーアーム)・カットラインの上部分を基準にアーム断面(厚み+裏面のリブ形状等)を切り抜きます。
通常はこのエンボス加工されたカットラインに沿って下の部分を切り取りますが
アッパーアームの収まる部分を上端を基準に、幅5mmにカットしたマスキングテープを貼り付けます。
エンボス加工のサスペンションアームの(断面)形状をなぞります。
後側(写真では右側)の縦のエンボス加工ラインに沿って幅12mmのマスキングテープを貼り、その前側(写真では左側)に幅15mmのマスキングテープを隙間なく貼ります。
前後の赤い△印が、ボディを被せるときのアッパーアームの通り道になります。
下が水平の翼断面を丁寧に切り取ります。
赤い印部分も縦にカット。
アッパーアーム下に入り込む部分の角をC面カットします。
※取り外しをしやすくします
サスペンションアーム下をノーズ下端ラインでカット。これでロワアームと干渉しません。
ノーズ下は、途中のエンボス加工ラインまで下端をカットし、先端部分の下端は残しておきます。
前側アッパーアーム部もC面カットします。
次回
ステアリングロッドの切り欠きについて
ロッドの位置によって切り欠く大きさが変わってきます。現物合わせで少しずつカットします。
※ステアリングロッドの場合は左右の最大舵角で確認
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