2017年2月25日土曜日

Jenson Button 2016 Abu Dhabi GP 1

Jenson Button 選手が現役最後となる Abu Dhabi GP で使用した、BRAWN GP 時代のカラーリングのヘルメットを製作しました。

今までと同じグラフィックパターン、メインカラーが蛍光イエローに変わっています。

TS-26ピュアホワイトを塗装したストックのArai ヘルメットを使います。

まずはマスキング。
製作途中の2015年仕様も含めると、3回目なので、作業が手早くなりました。






TUMBLER 2

3.シャシー製作 つづき

②シャシーの改造

FRPで作ったエクステンションでギヤボックスを後方に移動させ、フロントタイヤを置いてホイールベースを確認。

写真奥は、参考にした写真集。
シャシー前部をカットし、フロントサスペンションの構造、サスペンションアームの保持、ステアリング機構を考えます。
使用する部品は、強度・入手が容易なことなどを前提に探しました。
ホームセンターのジョイントパーツがフロントサスペンションアームに使えそうです。

組み立てたシャシーを計画図に重ね、どこをどれくらい改造したらよいかイメージを固めていきます。いろいろな組み合わせを試しながら計画図に近づけます。ダブルタイヤはまだダミーです。


③ギヤボックス

ダンパーのアッパーマウントもFRPで作ったエクステンションで後方に延長します。ロア側位置も変更。


④フロントサスペンション/ダンパー/ステアリング機構

ジョイントパーツとスラストベアリング、自作の保持プレートを組み合わせたフロントサスペンションです。ダンパーは実車に合わせてダブルで装着。ステアリング機構はステンレス棒をボールエンドで保持。
※試行錯誤中の記録はありません。


 シャシー下部の板は、フロントサスペンションの保持用に取り付けたFRP板。


ダブルタイヤとの干渉を確認するため取り付けたモーターはTAMIYAの古いショートタイプ。ACTO-TUNED M-SPECIAL MOTOR。
※ブラシ交換、進角調整、分解ができますが、内部が一部焼けていて走行不可品

 バッテリーを載せてみました。ステアリングサーボのスペースがありません!

タイヤはバギー・リヤ用。輪切りにしたフロントホイールの一部を接着し幅を広げたバギー用リヤホイールに装着しています。

2017年2月18日土曜日

TUMBLER 1

クリストファー・ノーラン監督作品 DARK KNIGHT 3部作を見ているうちに、TUMBLER をRCで作ってみたくなりました。


目標・条件
・スケール 1/10
・ディテール、構造の再現
・走行可能


1.情報収集
製作に必要な外観・構造などの情報を、映画の登場シーンを繰り返し観たり出版物やwebを探しました。


2.検討
集めた情報を元に、原寸(1/10RCサイズ)で計画図(三面図)を描きます。

①シャシー
凡その全長・全幅、ボディとの比率からタイヤサイズ、ホイールベースなどを仮に決めます。(製作中に修正)

②ボディ
ブループリントなどの画像からサイドシルエット、平面などを描きます。

③ステアリング機構、フロントサスペンション
独特のセンターハブステアリングとフロントサスペンションの動きを再現したいと思い、メイキングビデオを参考に、構造を考えました。

④リヤ車軸懸架とダブルタイヤ
車軸懸架はRC既製品から同じ構造のものを探すことに。ダブルタイヤの作り方はタイヤサイズ決定後に再度検討。


3.シャシー製作

①ベースの製品


まずは、ベースとなる既製品探し。リヤ車軸懸架を必須条件でいろいろ探したところ、TAMIYA 2WD BUGGY HORNET に決定。
ホイールベースは、改造でなんとかなるでしょう。
キットを購入し、ベースとなるシャシーを組み立てます。

フロントにバギー用、リヤにビッグフット?用のタイヤを並べて、イメージの確認。

ダブルタイヤだとこんな感じ。

Mclaren MP4-31 25 フロントウイング

フロントウイングのディテールアップを行いました。

実車では、かなり複雑でレースを重ねるごとに形状が変わっていきますが、簡略化して再現。
※形状を決めるまでの記録を撮っていなかったので、手順だけ紹介します

1.フロントウイングの平面形状を大雑把に描きます。

2.資料写真を見ながら、重なっている翼断面パーツの形状を方眼画用紙に描きます。

3.方眼用紙を切り抜いたパーツを、フロントウイングの上に並べて、形状と重なり具合を確認します。

4.調整内容を反映して、方眼用紙に0.3mmのシャープペンシルで最終形状を描きます。

5mmの方眼用紙に描いたパーツの形状。

5.翼断面の材料には炭酸飲料PETボトル(1.5Lの大容量、なるべくシンプルな円筒形状)の、側面部=平滑な2次曲面部 を使用します。

1.5Lの炭酸飲料PETボトル。2次曲面部分を使います。
※購入時、できるだけ表面に傷が付いていないものを選びます。


6.2次曲面の部分の上下をカットし、円筒形状に切り出します。短冊状に切り開きます。


7.マスキングテープを方眼用紙に貼ります。
※幅が足りない場合は、中央部が重なるように2枚に分けて貼ります。


8.マスキングテープを方眼用紙から丁寧に剥がし、短冊状に切り開いたPETボトルの内面に貼ります。
※写真はパーツをカットした残りです。

PETボトルの2次曲面部を切り開き、内側にマスキングテープを貼ります。


9.PETボトルの外側(表面)からは、方眼用紙から転写された線がはっきり見えるので、外側から線に沿って、丁寧にカットします。

パーツをカットした残りのPETボトル。外側(写真右上のほう)からは、マスキングテープに転写した線がはっきり見える。

10.パーツの裏側(=PETボトルの外側)をポリカボディと同じように塗装します。
※クリヤーまたはプライマー → PS-スモーク → PS-ガンメタル

塗装の終わったパーツと組立て前のフロントウイング。

11.パーツはA→B→C→・・・の順に5mm程度重ねながらブチルゴム系両面テープで貼っていきます。


車両中央側の端はフラットペンチで折り曲げてみました。








2017年2月11日土曜日

McLaren MP4-31 24 フロントブレーキダクト

フロント周辺のディテールアップとして、以前から考えていたブレーキダクトを製作しました。

ダクトは、真空成型で成形します。材料はt=1.0mmPET板です。

板材の表面にパテで凸型を作り、エア抜きの穴(φ1mm)を四辺に開けています。同じ型で2個作ります。(左右対称)
※写真は、成形・トリミング後、形状(赤いライン)にカットするところ
※左のピンで突いたような印しは、固定用の穴あけの印し


ガンメタルで塗装。固定用の穴(φ3mm)と取り付け部の切り欠きを追加。
※写真右側が正解。左側は切り欠きが大きくなってしまいました。

アップライトの内側、シャフト(キングピン?)の固定を利用して取り付けます。

シャフト(キングピン)を固定しているイモネジを外し、M3×6mmの丸ビスでアップライトに固定します。
※アップライトとダクトパーツの間にt=0.5mmくらいの平ワッシャーを入れると、ダクトもシャフト(キングピン)もしっかり固定できます。

しっかり固定します。タイヤと1mm程度開いています。左右にステアしても、アームに干渉しません。