2015年11月27日金曜日

Felipe Massa 2015 1

2015年 Williams Martini Racing のFelipe Massa 選手のヘルメットを製作。

ディテールアップしたShurbert ヘルメットを使います。

まずは、カラーリング。
下地にタミヤラッカー・ピュアホワアイトを塗装。しっかり乾燥させてから、カラーリング作業に取り掛かります。

はじめに、ブルー部分をマスクします。

 イエローを塗装します。(以下、エアブラシを使用)

 グリーンのグラデーションを塗装します。

さらにマスキングテープの端から1mm程度を残してマスク、グリーンのラインを塗装。(写真はマスクングテープをすべて剥がしたところ)

※ここで資料の見間違いに気付きました。見ていた写真が2014年のものでした。イエロー、グリーンは動画を見ると蛍光色のよう。ブルーの部分はミラーベースになっています。

ラッカーの重ね塗りなので、塗装を剥がすと下塗りからやり直しになるため、予備のヘルメットを使い、最初からやり直します。


ミラーブルーの表現を検討した結果、ミラーフィルムを使うことに。





ブルーの部分に、ミラーテープを貼り付けます。大きく貼ってから、ラインを決め、余分を切って剥がします。鉢巻き状のMARTINIラインは、グラフィックソフトで予め作っておいた自作デカールです。

ミラー部の塗装の前に、イエロー~グリーンを塗装します。ミラー部をマスクします。


蛍光イエローを塗装。マスクを追加して、グラデーション表現で蛍光グリーンを塗装します。

ミラー部のマスクを剥がしたところ。

Williams FW37 7 エキゾースト & DRS

今回は、テールエンドのディテールアップを追加しました。

FW37は、ステーがDRSユニットから中央出しのエキゾーストパイプまで伸びています。ステー一体DRSとエキゾーストパイプを製作します。

エキゾースト

 エキゾーストパイプはφ10mmのアクリルパイプを使用します。左は、フリクションプレートステーに固定するためのt=1.0mmPET材で作ったブラケット。
※取り付け位置を前後に調整したので、必要以上に穴が開いています。

アクリルパイプは切ったままだと、排気管らしくないので

片方(後ろ側)の切り口・内側を削り(端末で0.5mmくらいに)薄くします。外側をチタンシルバーに、排気口内側をマットブラックに塗装。

エキゾーストパイプのカバー部を、手元にストックしている製品パッケージ(ポリカなどの真空成型品)の中から使えそうな形状(円筒)のものを選び、必要な大きさに切ってガンメタリックに塗装。

塗装したエキゾーストパイプをブラケットにM1.4のビスで取り付け、前述のカバーパーツを取り付けます(両面テープを使用)。これをシャシーのフリクションプレートステーに固定します(FRPプレートと共締め)。



DRS

DRSユニットはディテールアップ DRSの要領でPET材を積層して造形。写真は真ん中のパーツ(t=0.5mmPET)を大雑把に切り出したところ。
今回はエキゾーストパイプまで伸びたステーを一体で造形します。エキゾーストパイプまで届くよう、長めに作ります。

ウイングプレートを動かすロッドは、細いので折れないよう慎重に。

積層するパーツ。左からt=1.0mm(外側)、t=0.5㎜(真ん中)、t=1.0㎜(外側)

3枚を貼り合わせたところ。アクリルサンデー接着剤を使うので、机上やカッティングマットを汚さない(溶かさない)ように、木板を敷いています。
※この状態で、リヤウイング、エキゾーストパイプと仮組をし、ステーの余分をカットしておきます。

サンドペーパーで角R処理、パテで細かい部分の形状を整え、サーフェイサー塗布、最終的にガンメタリック(カーボンをイメージ)で塗装します。

リヤウイングのアッパーエレメントの穴(デカールに切れ込みを入れておく)に差し込みます。エキゾーストパイプのカバーパーツとは両面テープで固定しました。
※リヤウイングの取り外しを考えると、固定しなくてもいいと思います。

※走行中、DRSパーツが脱落しました。今回、追加したステー部とボディ後端の隙間がなく、ボディに押されて、外れたようです。差し込み時に、ゴム系接着剤を使うことにしました。

2015年11月19日木曜日

Williams FW37 6 ウイング

フロントウイング(F2012用を使用)

細かいディテールアップは行わず、スポンサーデカールの貼り付けのみにしています。
デカールを自作し、側面とメインプレートに貼り付け。

ACTION for SAFETY のデカールも自作。


リヤウイング(F60用を使用)

アッパーエレメントのグラフィック

アッパーエレメントには予め、DRSユニットの支柱を差し込む穴をディテールアップ DRSの手順で開けておきます。MARTINIロゴは、手切りデカールで再現。

MARTINIラインはグラフィックソフトで作成し、デカール用紙にプリント。

MARTINIラインはDRSユニット取り付け穴の上から貼り付けます。

※MARTINIラインを平行に作図したため、デカールが曲面に沿って変形し、端からの隙間が一定でない。

データを修正し、外側の白青ラインを貼り直しました。



サイドパネル

 サイドパネルは、F60用を参考にして、t=0.5mmPET材で外側と内側の2枚を作り、貼り合わせます。写真は作図した左右の内側パネルを切り出し、ビス止めの穴(φ2.0mm)を開けたところ。外側パネルは、同じ外周形状で下端のスリット部のみ数mmずらして切り出します。

 下端のスリットは、外側パネルと内側パネルのスリットを、ずらトして斜め面を表現。写真の白い部分は両面テープの台紙。

t=0.5mmPET材2枚を貼り合わせたサイドパネル(右側)。外側パネルのビス穴は、Φ3mmの一穴パンチで開け、さらにビス頭が入る大きさまでカッターナイフで広げています。

M2低頭ビスで、ステー、アッパーエレメントと固定します。ビスの頭が外側パネルと面一になり、この上からデカールを貼るとビスを隠せます。(但し、分解が出来なくなる)



スポンサーロゴをレイアウトしたデカールをサイドパネル外側全面に貼り付けます。

下端のスリット部は、切り込みを入れて、段差部まで貼り込みます。

2015年11月13日金曜日

Willams FW37 5 オンボードカメラ

オンボードカメラ

ノーズ側面(両側)とインダクションポッド頭頂のオンボードカメラを再現します。

まず、ディテールアップ オンボードカメラの要領で、翼断面素材を製作。今回はプラ棒2本分。
 
1本でインダクションポッド用オンボードカメラを作ります。
※余った翼断面素材は材料として貯めておくと手間が省けます。

今回は、オンボードカメラ基部のERSステータス・インジケーター灯を追加。t=1mmPET材を積層して造形しています。ランプはカメラレンズと同じグラフィックソフトで作ったデカール。


ノーズカメラ

 幅12mmくらいとして、12mm幅のマスキングテープを貼り付けます。マスキングテープの端を目安にカット、2個切り出します。



ノーズ側面は垂直なので、カット面を直角・平行になるよう整えます。

 サーフェイサー塗装後、半艶黒に塗装します。ノーズへの固定部側を幅1mm白に塗装します。
白の下部分は強力両面テープ(白色)。



 
 
 

2015年11月7日土曜日

一穴パンチ

t=1mm程度の平らに近い板で、端に近い部分など、条件は限られますが、便利な道具です。


 真ん中の製品はメーカーが違いますが、両側のメーカーで3種類の穴径があります。(写真では真ん中のメーカーが一般的な直径=Φ6mmの一穴パンチです)

左から、Φ3mm、Φ6mm、φ7mm。径は違いますが、端から中心までの最大距離は同じです。
目視でだいたい7.5mm。

Φ3mm=M3ビス(ネジ部)を貫通させる(ネジは刻めません)穴
Φ6mm=M3ビスを通す穴
Φ7mm=大きな穴(四角などの内側R)を開ける時