2015年10月31日土曜日

Williams FW37 3

ボディの塗装


黒の下端部(コックピット両側)をマスクしてベースの白を塗装。インダクションポッド部の狭い部分に塗料が入らないので、缶スプレーとは別にエアブラシで塗装しました。

裏打ちに グレー → ガンメタ(後から黒に変更)を塗装。

MARTINIラインを目安にテールエンドをカットしました。ちょっとカットが上過ぎのよう。MARTINIラインの下端がもっと下にくる感じです。

考えた末、修正することに。周囲の塗装をプレペイントリムーバーで落とします。

 MARTINIラインの下端位置にマスキングテープを貼り付け。

デカールを剥がします。塗装したMARTINIロゴも消します。

当て木を作り、カットしたボディピース(普段から、カットしたパーツは、ある程度、作業が進むまで残しています!)をアクリルサンデー接着剤で修復します。

保護フィルムは付いたままですが、接着剤で表面が荒れるのは仕方ありません。

 デカール印刷データを、ボディエンドに向かって上下に少し広く調整。MARTINIロゴもデカールで再現することに。

 貼り付け作業の失敗を考慮して、片側2枚ずつ印刷しました。

中央の合わせ部に隙間が出来ないよう、貼り付け位置を確認しながら台紙を少しずつカット。伸びる基材なので引っ張り過ぎに注意。

※最終的に、このデカールのMARTINIロゴ位置を修正し、新しいデカールを貼り直しました。


ノーズのカラーリング
前もってボディ、シャシーとのフィッティングを済ませておきます。サスペンションアームの逃げはアームを上下に挟み込み、固定の補助にします。フロントウイングとは、最後に自作ブラケットで固定します。ボディ部ラインとのつながりの目安にマスキングテープを貼り付けます。

グラフィックソフトで作成中のMARTINIラインのデータ(用紙にレイアウトしているところ)

ボディとの接合部からノーズ先端に向かってわずかに細くなり、ウイングステー部で広がっています。グラフィックソフトの画面で何度も修正しましたが、最終的には、形状を写して寸法を調整。



2015年10月24日土曜日

Williams FW37 2

カラーリングの続き


比較的大きなロゴはマスキング塗装、小さなものは自作デカール、MARTINIラインは当初、マスキング塗装を考えていましたが、インダクションポッド後端(マスキング不良と塗料の付着不足の可能性大)・コクピットサイドの複雑な造形(マスキングの浮き・剥がれ)・実寸で最少幅1mm以下(マスキング精度や塗料の密着不足)などから、自作デカールにしました。(それでも難しそうです)

MARTINIラインは、グラフィックソフトで作成し、プリンター用ストレッチラベル(透明)に印刷。



裏から貼り付けています。コクピット周辺の貼り付け作業中に、ノーズに向かって全体的に細くなっているのに気付き、データを修正。




2015年10月16日金曜日

Williams FW37 1

2015年のWilliams FW37 を製作します。

ボディは、インダクションポッドが楕円形のTAMIYA Ferrari F60 を使用。ノーズは自作(真空成型)します。

ノーズ成型。

まず、市販のカット木材を組み合わせてノーズ成形型の基本ブロックを製作。後端は、フロントサスペンションアーム後ろ側あたりをボディとの接合部として、それよりも後方まで長目に、上下は、必要寸法より高めに作ります。
 最初に制作したもののR修正中の写真です。成型後に幅が狭いことがわかり、作り直しました。

 2度目の木型。今度はボディに合わせた時に、広すぎました。上面部にもカット木材をはめ込みますが、木が表面にくると、成型面に木目が出てしまうので、少しへ凹ませてパテ埋めしています。

1度目は細すぎ、2度目は広すぎました。

 3度目に制作した型で成形中の様子。真空成型の枠等は自作です。上に伸びるのは掃除機のホース。

 思ったより上手く成型できたフロントエンド。

型の上下寸法を高くする理由。メーカー品のように、強力にバキュームできないので、下端を伸ばして、成型しきれない部分を補っています。


ボディのカラーリング。

ボディは予め、ノーズをフロントサスペンションアーム後ろ側付近でカット。サスペンションアームの逃げ部は、シャシーに装着時の見栄えを考え、サスペンションアームの下部分を残しています。

スポンサーロゴ等は、参考資料を基に、ボディと比較して大きさを決め、手切りしたマスキングテープを貼っています。


 MARTINI ロゴはカットしたマスキングテープを全面に貼り、塗装の順に剥がしながら、黒→赤→白 をエアブラシで塗装。(写真は白の文字部を塗る直前)


 Rexona 下の10:1 は、調色の比率。青10対黒1。基本色より少し暗めにしています。

白を塗装後のMARTINI ロゴ。NI付近のマスクが浮いてしまい、黒の吹込みがあります。


2015年10月9日金曜日

方眼付直定規

 マスキングテープなどを、カットする際に使っている定規です。写植や版下作業用のもので、方眼や目盛りが付ています。

幅方向に1mmの目盛りがあり、市販品に無い細いマスキングテープが必要な時に、必要な幅(1mm~)で一定にカットするのに便利です。

僕が使っているこの製品は、他社製に比べ方眼・目盛り線が細く、実寸との誤差が少ない精度の高い作業ができます。

同じメーカーで目盛りの反対側に金属プレートが付いた製品(定規のエッジ保護)もありますが、作業の時、刃の当たり具合で、カットラインがずれてしまうため、金属が付いていないものを使っています。但し、カッターの刃で定規のエッジを削ってしまわないよう注意が必要です。

長さは数種類ありますが、200mmタイプを主に使っています。

ディテールアップ バックミラー(1990年代) 3

傷や凹みなどをパテ修正し塗装します。


下塗り(フェイサー→ホワイトサーフェイサー) → 上塗り(ピュアホワイト)。乾燥の間にミラーステーを製作します。


ステーの製作

前回は、M1.2くらいの精密ネジを使いましたが、今回はΦ1mmの鋼線(ステンレス)を使用します。ボディ内側に固定する部分と一体で、ラジオペンチで曲げ、対称形状に2個作ります。




ボディに取付穴を開けます。

位置は、マルボロカラーから後ろに5mm、ボディの折れ線から上に2mm程度です。
※写真はそれぞれ位置決めの寸法にカットしたマスキングテープを貼ったところ

穴開けのガイドとして、プッシュピンで先穴を開けます。

Φ1.2mmのドリルで穴を開けます。(左右)
※ステーは塗装するため、1mmより少し大きな穴にします。

 塗装前に、固定した時のステーの角度などを確認しておきます。



調整は、少しずつ角度を確認しながら行います。

 角度の調整・確認が終わったら、塗装します。喰い付きが強く下塗りが不要の、スプレータイプの耐熱塗装黒です。



 内側は、マスキングテープを使った仮止め
 
 
ミラーの製作
 鏡面を、以前ディテールアップ バックミラーで紹介した方法で製作します。
※写真は、ミラーテープ(左・幅10mm程度)と、炭酸飲料PETボトルの一部(単純な円筒タイプのショルダー部)にミラーテープを貼った状態

 鏡面の上下寸法(5mm)にマスキングテープをカットし、貼り付けたミラーテープの上に貼る。


必要寸法(5mm×11mm)より大きめに切り出す。

マスキングテープの端に定規を合わせてカット

上下をカット。

ハウジングに当ててみます。ハウジングの横は、曲線のようです。

R定規をガイドにして曲線でカットし直します。

角に0.5mm~1.0mm程度のR加工をします。

11mmの長さを測り、上下中央付近に印しを付けます。

印に合わせて、先ほどと同じRでカットします。


角にRを付けて、ハウジングに仮合わせします。少し幅が広いようです。

端を0.2~0.3mmくらいカットし直します。(同様にRも付けます)

丁度よい感じに収まりました。(まだ仮組です)

鏡面が内向きになるようにハウジング外側にスペーサーを取り付けます。ハウジングの下、左は0.5mmのPET板を2つ折りにしたもの。右は1.0mmのPET板。左のほうが1.0mmより少し厚みがあり、鏡面の沈み込み加減がよかったです。
※仮組のため、両面テープでハウジングに固定。


鏡面のマスキングテープを剥がしたところ。
※ニードルタイプのピンセットを使用

ボディへの取付け
ハウジングの穴はΦ1mm。差し込むのはきついですが、簡単には動かないです。
※走行中に外れないかどうかは、わかりません。(接着すると汚くなりそうなので・・・)





ボディ内側は仮止め。最終的には、しっかりしたテープなどで固定するとよいでしょう。




左右の位置、角度など微調整して完成です。
※ボディはカバーフィルムを貼った状態です。