2015年4月25日土曜日

ディテールアップ DRS 3

前回なかったパテの画像です。

使っているのは、タミヤのポリパテ(大きなサイズ)です。(上:硬化剤 下:主剤)

道具は
 主剤と硬化剤を混ぜ合わせる受け皿・・・ヨーグルトの蓋
 主剤と硬化剤を混ぜる・・・パレットナイフ(油絵の道具)

端部を綺麗に仕上げるために、隙間が出来ないように付けます。(前回のパーツとは異なります)

パテの硬化を待って、ヤスリやサンドペーパーで形を整えます。


サーフェイサーを塗装

⑦仮合わせ
アッパーエレメントにDRSユニットが入るか確認します。入らない場合は、溝(穴)をカッターナイフや細い金ヤスリなどで調整します。削りすぎて緩くならないように少しずつ作業します。
※もし削りすぎて緩くなった場合は、組み付け時に透明テープなどを支柱部に貼り付けたり、ゴム系接着剤で固定してください。

⑧取り付け位置の調整
DRSユニットの高さとロッドの長さを微調整します。アッパーエレメントの上面から15~16mmくらいが丁度よさそうなので、下面の飛び出し分(約2mm)を削ります。ロッドの長さは9mmくらいでしょうか。

⑨塗装
サーフェイサーの後、カラーリングに合わせて上塗り。
DRSユニット
メインカラーのシルバーを塗装後、ペトロナスのグリーンをエアブラシで塗装。ロッド部はガンメタを薄めて筆塗り。

アッパーエレメント
ナイロン・PP用プライマー→シルバー→(シルバーをマスキングして)エアブラシでペトロナスのグリーンを塗装。
※支柱の取り付けネジの頭にシルバーのマーキングフィルムを貼っています。
※PETRONASのロゴは塗装後、カットしたマーキングフィルム(白)を貼り付けています。
※PETRONASのグリーンは、ファスカラーのファスアクアを使用。(生産終了?)ファスエセントティールを使用。

誤:ファスアクア Fasaqua (左) → 正:ファスエセントティール Fasescent Teal (右)
ファスアクアはソリッドカラー、ファスエセントティールはメタリックカラーです。


写真では青っぽいですが、メタリックなエメラルドグリーンです。

2015年4月18日土曜日

ディテールアップ DRS 2


④貼り合わせ
ずれないように瞬間接着剤やアクリル用接着剤で張り合わせます。1mm×3枚重ねで厚みは3mmになります。

⑤造形の調整
外周部(端面)などにパテを盛り、造形を整えます。

⑥リヤウイングの取り付け部加工
リヤウイングアッパーエレメントの中央部にDRSユニットの柱部を差し込む溝(下面まで貫通したほうが取付け強度が高くなる)を彫り込みます。

※これまでの作業は、カッターナイフと細ノミを使って穴を開けていましたが、今回もっと簡単な方法を思いつきました。

まずアッパーエレメントの中心の位置決めをします。両端から幅15mmのマスキングテープを2重に貼ります。

残りの部分は幅が11~12mm程度なので、中央に3mmが残るように4mm幅に切ったマスキングテープを貼ります。


DRSユニットの前後取付け位置を確認します。センターピラーの取付け穴を中心に前後10mmくらいにします。


穴開け部をわかりやすくするために前と後ろにマスキングテープを貼ります。

今回の溝(穴)加工には、ドリル(+ピンバイス、電動ドライバーなど)を使います。Φ3mmのドリルを使うと、3mm幅の溝(穴)を簡単に開けることができます。

まず、ドリルの先端がずれないよう、ポンチのかわりにプッシュピンでセンターの縦方向3か所に印しを付けます。




残りの部分をカッターなどでまっすぐに切り取ります。

2015年4月11日土曜日

R定規 円定規 楕円定規

製図道具です。ひとつあると大変便利です。
手書き図面のR、部品などのR加工のケガキ、などに使用します。
マスキングテープをRでカットするときなどに使います。


 

2015年4月4日土曜日

ディテールアップ DRS 1

タミヤF2012にそれっぽい造形が再現されています。それ以前にはそのようなパーツがなかったので、自作して取り付けていました。その製作と取付手順を紹介します。

DRSといっても、リヤウイングパーツは可動しません。あくまでもダミーです。DRSユニットを模したパーツを造形して、リヤウイングのアッパーエレメントに取り付けます。
今回は、タミヤF60用(左)を使います。(右はタミヤMP4-24)

材料
リヤウイングアッパーエレメント、プラバンやPET板材(厚み・t=1.0mm、0.5mm)

必要なもの
資料写真(実車を模す場合)
方眼工作用紙(試作用・t=1mm程度)、方眼普通紙とペーパーセメント(方眼用紙を材料にペーパーセメントで貼る・形状を描きやすい)、円定規、楕円定規、カッターナイフ、細ノミ、彫刻刀、瞬間接着剤またはアクリル接着剤、パテ、サンドペーパー

 
手順
①板材に方眼用紙を貼り、DRSユニットの側面形状を描く(見本は2014年に製作したW05用)
※方眼は5mmです。別の形状で製作する場合は、前もって方眼工作用紙などで試作し、形状を決めておきます。
A=中心のDRS作動ロッドが取りつく中央部 t=1.0mm 支柱は少し長めです
B=その両側 t=1.0mm 2枚切り出します

 R定規を使って曲線を描きます。

先端部分の丸みを楕円定規で描きます。


※切り出しは「出来るだけ丁寧に」が基本(手直しが少なくて済む)ですが、後工程でパテを使うので、あまり細かいことは気にしないで作業を進めても大丈夫です。
 

方眼用紙

5mm方眼が印刷された用紙。
写真のA5、A4のほかにもいろいろなサイズがあります。
アイデアやスケッチの記録、手書き図面、加工する材料に貼り付けて形状を写すなどに使います。
(下に敷いてあるのはPET板材)

紙用接着剤



方眼用紙をPET材に貼り付ける接着剤・ペーパーセメント(片面用)。上=パッケージ、中=接着剤(金属チューブ)、下=ラバークリーナー(はみ出したり残ったペーパーセメントを取り除く)。
密着が強く、剥がしやすい。糊残りも少ない。(但し、プラスチックの表面に直接塗布すると後が残る場合もあるので注意が必要・PET材に貼る場合は保護フィルムの上から貼ります)

※ペーパーセメントはもっと大容量の缶タイプもありますが、ハケ塗りになるので、小さい面積への使用には向きません。

材料(写真はPET板材)に貼り付ける紙の大きさで薄く塗ります。
※PET材の表面保護フィルムは貼ったままで!樹脂によっては接着剤の後が残る場合があります。小さなもので試してから使ってください。

多少、ムラがあっても構いません。貼り付ける全体に塗ります。

材料の角と方眼用紙の角を 合わせて、(写真では左)端から厚みのある定規でしごきます(接着剤が均一に反対側へ押し出されながら紙と材料が密着します)。

5mmの方眼は、形状を描いたり、材料の切り出し、加工などに大変便利です。

PETの薄い板のほか、FRPやアルミなどの加工の際にも、同じ接着剤を使い方眼用紙を貼り付けています。