オンボードカメラの形状を作っていきます。
④パーツの大きさに切断(写真は1台分を作った残りです)
インダクションポッド上部用に、最初に水平部を切り出します。正確な寸法がわからないので写真資料などから凡その大きさを割り出しました。今は1/10スケールで幅28mmくらいに作っています。28mmラインを直角にけがくのは難しいので、28mm幅にカットしたマスキングテープをぐるりと貼ります。斜めに貼れていると、きれいに重なりません。
水平部をカットした残りを支柱の部分に使います。傾きはだいたい決めていますが、高さは、装着するボディ(インダクションポッド部)によって若干異なるので、最後に削ります。
水平部の傾きは、前側を5mmほど削ります。翼断面の前側に上から5mmの位置に印をつけ、そこから斜めにマスキングテープをカットラインの目印として貼ります。
少し余分を残して大雑把に削ります。水平部と合わせながら、できるだけピッタリ合うように削っていきます。面同士が当たり、しっかり接着できれば、転倒してもバラバラになりません。
次回、当たり面の切削と接着、細かい造形です。
2014年9月27日土曜日
2014年9月19日金曜日
ディテールアップ オンボードカメラ 1
MP4/8には製作当時、オンボードカメラを自作して取り付けていました。両面テープで貼り付けるだけでしたが、走行やクラッシュでも取れることはありませんでした。
今では、出場の全車両、レース時以外の新車発表会やテスト走行などでもインダクションポッド上部のほか、側面やノーズなどにも取り付けられています。オンボードカメラのない状態で見ることはほとんどなく、1990年代に比べるとスタイリングの重要なアイテム(空力パーツ?)になっていると思います。しかし、残念ながら市販のボディキットではそこまで再現しているものはありません。アクセサリーとしての市販品もありますが、意外と簡単に作れるので、材料と手順を紹介します。
1.材料
5mmプラ角棒 1本でだいたい2台分くらい作れます。
2.ツール
接着剤(瞬間接着剤やアクリル接着剤)、パテ、カッターナイフ(小型)、サンドペーパー、金ヤスリなどの切削工具、M1.4mmビス M1.7ネジ、ピンバイス、Φ1.2mm Φ1.5mmのドリル、薄手の強力両面テープ、1穴(2穴)パンチ
3.手順
①プラ棒の切断
5mmプラ角棒を4等分します。元の長さのまま接着しないのは、切削作業がしにくいためです。
※カッターナイフで四辺に強めに切れ込みを入れると、ポキッと折れます。
②プラ棒の接着
4本を並べて平らに接着します。最近はアクリル用接着剤を使用しています。樹脂を溶かして接着するタイプで、付属の注入器で接合部に少量流し込んで使います。
※注入器の使い方に慣れが必要です。
※接着剤が少し多すぎて、表面が荒れてしまいました。
③翼断面に切削成形
カッターナイフで大まかに削り、ヤスリで形を整え、サンドペーパーで仕上げます。
※切削の前に、ボールペンなどで厚み方向の中心に線を引いておくと成形の目安になり、作業しやすいです。
右側が切削後、サンドペーパーで仕上げたものです。一部、凹みにパテを盛って修正しています。
次回は、造形と取り付けです。
今では、出場の全車両、レース時以外の新車発表会やテスト走行などでもインダクションポッド上部のほか、側面やノーズなどにも取り付けられています。オンボードカメラのない状態で見ることはほとんどなく、1990年代に比べるとスタイリングの重要なアイテム(空力パーツ?)になっていると思います。しかし、残念ながら市販のボディキットではそこまで再現しているものはありません。アクセサリーとしての市販品もありますが、意外と簡単に作れるので、材料と手順を紹介します。
1.材料
5mmプラ角棒 1本でだいたい2台分くらい作れます。
2.ツール
接着剤(瞬間接着剤やアクリル接着剤)、パテ、カッターナイフ(小型)、サンドペーパー、金ヤスリなどの切削工具、
3.手順
①プラ棒の切断
5mmプラ角棒を4等分します。元の長さのまま接着しないのは、切削作業がしにくいためです。
※カッターナイフで四辺に強めに切れ込みを入れると、ポキッと折れます。
②プラ棒の接着
4本を並べて平らに接着します。最近はアクリル用接着剤を使用しています。樹脂を溶かして接着するタイプで、付属の注入器で接合部に少量流し込んで使います。
※注入器の使い方に慣れが必要です。
※接着剤が少し多すぎて、表面が荒れてしまいました。
③翼断面に切削成形
カッターナイフで大まかに削り、ヤスリで形を整え、サンドペーパーで仕上げます。
※切削の前に、ボールペンなどで厚み方向の中心に線を引いておくと成形の目安になり、作業しやすいです。
右側が切削後、サンドペーパーで仕上げたものです。一部、凹みにパテを盛って修正しています。
次回は、造形
2014年9月12日金曜日
ディテールアップ バックミラー
昔、製作したMP4/8にはバックミラーを取り付けました。やはりバックミラーが付いてないと、と思い自作したのですが、当時の自分としては結構苦労したのでそれ以降は作っていませんでした。
最近では、ボディパーツの一部として付属するようになりましたが、鏡面の造形がなく、デカールを貼るだけ、なのが残念です。(写真はタミヤ製F2012用)
そこで、ボディキット付属のミラーにひと手間(ふた手間)加えてリアルに仕上げる方法を紹介します。
※ミラー本体を塗装する場合、加工と鏡面パーツの仮合わせは塗装前に、鏡面パーツの貼り付け接着は塗装後に行ってください。
1.加工
鋭角カッターナイフ(写真中央)や小型のみ(写真右)を使って、鏡面内側のリブを丁寧に削り取ります。鏡面部の縁を傷付けないよう注意しながら削ります。目安は縁近くで深さ2mmくらい、中央部で1mmくらいです。
2.鏡面パーツの自作
材料 炭酸飲料PETボトル(飲み口に近い3次曲面のショルダー部分を使います・バイザーで使わなかった残りでOK)、ミラーテープ(幅10mm程度)
①PETボトルのショルダー部にミラーテープを長さ30mmくらい縦に貼り付けます。テープの縁が浮かないように引っ張りながら貼ります)
③貼り付けた部分を切り取ります。
④バックミラーの鏡面の幅(鏡面部に収まる大きさ)にカットします。
※参考寸法(F2012):14mmくらい(少し長めの寸法になりますが初めからピッタリにカットすると足りなくなることがあります。また、少し奥まって取り付けるのがよいと思います。ボディキットによって大きさが異なるかもしれません・ノギスなどで測ってからカットしてください。
※鏡面をキズから守るため、マスキングテープはボディに取り付けるまで剥がさないでください。四隅も0.5mmくらいでC面カットすると収まりがよいです。
⑤仮合わせ
カットしたパーツをバックミラーの鏡面部にあてがいます。パーツが収まらない場合はパーツの外周(大きい部分)を少し削ります。パーツが飛び出している場合は、鏡面部(奥)を少し削ります。ミラー本体との出入りが丁度よい状態になるまで、この作業を繰り返します。
⑥接着(ここから先は、ミラーの塗装後に)
縁からはみ出さないよう塗る量に注意しながら、ゴム系接着剤で接着します。
※真ん中あたりに点付けでよいと思います。
⑦ボディへの取付け
ボディ側面のミラー取付け穴は、少し小さ目に開け、ユルユルにならないよう少しずつ大きくします(丸棒ヤスリなどを使用)
※理想は、ぐっと力を入れて取り付けるくらい。ボディの付け外しやクラッシュしても、ミラーが動きません
⑧マスキングテープを剥がす
ピンセットなどでマスキングテープの端をつまんでミラーテープ表面に傷をつけないよう注意しながら丁寧に剥がします。
ボディ後方から見たとき、ドライバーフェイスが見えるくらいに取り付け角度を調整して出来上がりです。
E20(F60ボディ)に取り付けたF104標準ボディのミラー。切削のキズが目立ちます。(左端)
最近では、ボディパーツの一部として付属するようになりましたが、鏡面の造形がなく、デカールを貼るだけ、なのが残念です。(写真はタミヤ製F2012用)
そこで、ボディキット付属のミラーにひと手間(ふた手間)加えてリアルに仕上げる方法を紹介します。
※ミラー本体を塗装する場合、加工と鏡面パーツの仮合わせは塗装前に、鏡面パーツの
1.加工
鋭角カッターナイフ(写真中央)や小型のみ(写真右)を使って、鏡面内側のリブを丁寧に削り取ります。鏡面部の縁を傷付けないよう注意しながら削ります。目安は縁近くで深さ2mmくらい、中央部で1mmくらいです。
2.鏡面パーツの自作
材料 炭酸飲料PETボトル(飲み口に近い3次曲面のショルダー部分を使います・バイザーで使わなかった残りでOK)、ミラーテープ(幅10mm程度)
①PETボトルのショルダー部にミラーテープを長さ30mmくらい縦に貼り付けます。テープの縁が浮かないように引っ張りながら貼ります)
②鏡面部の上下寸法(参考:3.5mm)にカットしたマスキングテープを貼ります。③貼り付けた部分を切り取ります。
④バックミラーの鏡面の幅(鏡面部に収まる大きさ)にカットします。
※参考寸法(F2012):14mmくらい(少し長めの寸法になりますが初めからピッタリにカットすると足りなくなることがあります。また、少し奥まって取り付けるのがよいと思います。ボディキットによって大きさが異なるかもしれません・ノギスなどで測ってからカットしてください。
※鏡面をキズから守るため、マスキングテープはボディに取り付けるまで剥がさないでください。四隅も0.5mmくらいでC面カットすると収まりがよいです。
⑤仮合わせ
カットしたパーツをバックミラーの鏡面部にあてがいます。パーツが収まらない場合はパーツの外周(大きい部分)を少し削ります。パーツが飛び出している場合は、鏡面部(奥)を少し削ります。ミラー本体との出入りが丁度よい状態になるまで、この作業を繰り返します。
⑥接着(ここから先は、ミラーの塗装後に)
縁からはみ出さないよう塗る量に注意しながら、ゴム系接着剤で接着します。
※真ん中あたりに点付けでよいと思います。
⑦ボディへの取付け
ボディ側面のミラー取付け穴は、少し小さ目に開け、ユルユルにならないよう少しずつ大きくします(丸棒ヤスリなどを使用)
※理想は、ぐっと力を入れて取り付けるくらい。ボディの付け外しやクラッシュしても、ミラーが動きません
⑧マスキングテープを剥がす
ピンセットなどでマスキングテープの端をつまんでミラーテープ表面に傷をつけないよう注意しながら丁寧に剥がします。
ボディ後方から見たとき、ドライバーフェイスが見えるくらいに取り付け角度を調整して出来上がりです。
E20(F60ボディ)に取り付けたF104標準ボディのミラー。切削のキズが目立ちます。(左端)
2014年9月5日金曜日
ディテールアップ ヘルメット編 7
完成したヘルメットを、さらにリアルにするためのちょっとしたパーツを紹介します。1980年代にはありませんでしたが、現代では標準装備となっているものを取り付けます。
それはヘルメットのエアロパーツ(何と呼ぶのか知りません)と、HANSのフックです。エアロパーツは、頭部全体を覆う大きなものや、エアインテークをカバーする小さなもの、チンガード部に装着するものなどがあるようです。HANSフックはヘルメットにHANSを繋ぐものです。どちらもスケール上、小さなパーツですが、取り付けることで、リアル感が向上します。
1.エアロパーツ
①後頭部や頭頂部パーツ PETボトルやPET板から切り出します。透明のまま装着していたり、カラーリングを施していたりするので、状況に合わせて取り付けます。
(写真はアライ製ヘルメットの後頭部に付いているスポイラー状のパーツを模したものの切り抜いた後です)
②エアインテークカバー 5mm幅くらいのPET板を2つ折りにして、鋭角三角形にカットします。写真をみながら定位置に貼り付けます。瞬間接着剤よりゴム系接着剤(少量)のほうがきれいに貼れます。
2.HANSフック
M2超低頭ビスを後頭部下端にゴム系接着剤で貼り付けます。写真はどちらも八幡ねじの袋売りです。2mm(使ってしまって在庫0です)が丁度いい長さ(高さ?)と思います。3mmだと少し長すぎる感じ。
写真は2012年に製作したLOTUS E20用 ライコネン・ヘルメットです。エアロパーツは塗装前に接着し、段差をパテ埋めしています。
バイザープロテクター(実物はカーボン製?)はデカールで誤魔化していますが、もう少しリアルに再現したいと思い、現在方法を検討中です。
それはヘルメットのエアロパーツ(何と呼ぶのか知りません)と、HANSのフックです。エアロパーツは、頭部全体を覆う大きなものや、エアインテークをカバーする小さなもの、チンガード部に装着するものなどがあるようです。HANSフックはヘルメットにHANSを繋ぐものです。どちらもスケール上、小さなパーツですが、取り付けることで、リアル感が向上します。
1.エアロパーツ
①後頭部や頭頂部パーツ PETボトルやPET板から切り出します。透明のまま装着していたり、カラーリングを施していたりするので、状況に合わせて取り付けます。
(写真はアライ製ヘルメットの後頭部に付いているスポイラー状のパーツを模したものの切り抜いた後です)
②エアインテークカバー 5mm幅くらいのPET板を2つ折りにして、鋭角三角形にカットします。写真をみながら定位置に貼り付けます。瞬間接着剤よりゴム系接着剤(少量)のほうがきれいに貼れます。
2.HANSフック
M2超低頭ビスを後頭部下端にゴム系接着剤で貼り付けます。写真はどちらも八幡ねじの袋売りです。2mm(使ってしまって在庫0です)が丁度いい長さ(高さ?)と思います。3mmだと少し長すぎる感じ。
写真は2012年に製作したLOTUS E20用 ライコネン・ヘルメットです。エアロパーツは塗装前に接着し、段差をパテ埋めしています。
バイザープロテクター(実物はカーボン製?)はデカールで誤魔化していますが、もう少しリアルに再現したいと思い、現在方法を検討中です。
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