2017年6月24日土曜日

LOTUS 25 Coventry Climax 5

5.ドライバー(ジェットヘルメット)の造形 → 別途 Jim Clark (LOTUS 25 Coventry Climax) で

6.タイヤ/ホイール
60年代の細身なレーシングタイヤを再現したいと考え、いろいろ探しましたが、寸法や形状などから、やはりM用を使用することに。

偶然、M用のタイヤに2種類の大きさ(直径)があることが判り、早速購入。

小径を前輪に、大径を後輪に使います。
ただ、そのまま使うと幅広なので、一工夫してナロー化します。


①ホイールの加工

ホイールのシャシー側(写真の右側)をリブのところでカットします。タイヤのビード部が収まるようにインナー部分の横リブも一部カット。


ホイールの意匠面は、LOTUS 25 用に製作する部品を付けるので、スポークを削って平らにしておきます。


②ホイール部品

 LOTUS 25 のディッシュタイプのホイール面を真空成型で造形するための型を製作します。
まずは凸部を木材丸棒で造形。

ひとつのホイールに6個使います。(計12個)

貼り付け位置を印したベース板に貼り付けます。

 ホイールをナロー加工した際の端切れリムを縁の造形に使います。

ナット部の高さが足りなかったので、急遽ワッシャーを並べて、成形。

 全体をクリームイエローで塗装後、中央部をマスクして、縁をシルバーのためのホワイトに下塗り。

縁をシルバーで塗装。


イエローとシルバーの見切り部分が汚いです。針孔部にはホイールナットを模したM1.4~M1.7くらいの精密ビスを取り付けます。


③タイヤ

ホイールをナロー化したので、タイヤも細くできないかと、板で挟んでみました。
あまり効果はありませんでした。

2017年6月17日土曜日

LOTUS 25 Coventry Climax 4

4.ボディの造形と成形

①造形
角材を芯にして石塑粘土で造形します。ボディは3分割を想定し、ノーズ部とボディ部が分かれるように製作。





この後、フロントサスペンション部、エンジンカウル部と側面のバルジなどを追加。


②成形
自作の真空成形機で成形します。材料は t=1.0mm PET 板材を使います。

 まずは、ボディ底面。ノーズとボディは一体のまま成形します。

続いてボディ上面。写真の上部分の黒いホースは掃除機のノズルです。使っているのは、一番大きな自作成形機。材料サイズはほぼA3。

※写真はエンジンカウル部側面のバルジを付け加える前のものです。

ノーズの成形。ほぼA5サイズの成形機を使っています。かなりの深絞りです。

 ノーズ側面にエアインテークを造形して、再度、成形しましたが、エアインテーク部がアンダーカットになり、底面を切り開いて離型しました。
 
 離型後、必要な形状にトリミングして、仮組み。ナロー加工したホイールについては次回に。
造形の済んだヘルメットを置いてドライバーの位置確認。




2017年6月10日土曜日

LOTUS 25 Coventry Climax 3

2.前後逆使用
サスペンションアームとアップライトを前後入れ替えて組み直します。
アッパーアームは寸法が合わない(キャンバー角が変化する)ので、新しく作ります。

3.RCコンポーネンツの搭載

ステアリングサーボはリヤバルクヘッドの真ん中にしか場所がなさそうです。
ESC、レシーバーは後で考えます。
バッテリーは小型のLiFe1100mAhを予定。標準の搭載位置では幅が問題。
 


シャシーの中空部分に収まりますが、高さがNG。

中空部の側壁を削り、シャシー上面をFRPで繋ぎます。コクピットの暫定位置にヘルメットを置いています。

下面の両側にはFRPで補強を入れました。この空間にバッテリーを収納します。



バルクヘッドのボスを利用して、アッパーアームのステイを固定。

完成時には、ドライバーヘルメット位置はもう少し高くなる予定。

2017年6月3日土曜日

LOTUS 25 Coventry Climax 2

製作前に・・・

まず、実寸でラフ検討図を描画。

WB、トレッドの基準線とM-05シャシーの形状を描き、資料を元に葉巻型ボディの三面図を描きます。

ぜんぜん収まらない。

上下は絶望的。幅方向ギリギリ。

造形でなんとかできるレベルではないようです。葉巻型ボディに収まるようシャシーのダイエットが必要です。


その他、検討図からいろいろなことが見えてきました。

現状の課題・問題点
1.シャシーのダイエット(上下と幅)
2.シャシーの前後逆使用(FF→RR(MR)化)に必要な項目
3.RCコンポーネンツの搭載方法
4.ボディ(材料、造形手法など)の造形と成形(真空成型)
5.ドライバー(ジェットヘルメット)の製作
6.小径ナロータイヤ・ホイール(F104用、M用などは幅が広過ぎる)の選択
7.サスペンション構造
8.ダンパー方式
9.エンジン(ファンネル等)、排気管の表現
10.ディテールアップパーツ(ミラー、ウインドシールド、ロールバー)の製作


1.シャシーのダイエット

リヤダンパー、ダンパーステー、メカトレイ、リインフォースなどを取り外します。


リヤバルクヘッド部。幅が広い。

側面部をカットして幅を細くします。



モーター部分の上も削ります。

何かのスペースとして使えそうな、シャシーの中空部分。

写真左方向は少しスリムになりました。