2014年11月22日土曜日

ディテールアップ オンボードカメラ 9


 取付け状態の確認が終わったら、塗装(サーフェイサー→半艶黒、好みによってカーボンシール)上面と側面に蛍光イエロー(セカンドドライバー?)、レンズをイメージしたデカールを貼り付け、インダクションポッドに固定→本体に取り付けます。

⑪塗装
 サーフェイサー→半艶黒で塗装します。好みによってカーボンデカールで仕上げてもよいと思います。

⑫デカール貼り付け
 
 蛍光デカールは、これまでカッティングシートを使っていましたが、柔軟性が悪いうえ厚く、時間が経つと端が浮いていました。

蛍光デカール(とカーボン調デカール)
今回思い切って、ハセガワのシートを購入しました。(カーボン調は以前から使用)柔軟性・曲面追随性が高く、曲面や複雑な形状でもしっかり貼ることができます。

 オンボードカメラをこのカーボンフィニッシュで仕上げるときは、下のほうから作業すると良いでしょう。シートの端面が下向きになり重なった部分が目立たなくなります。
(今、わかりやすいサンプルがありません。写真は別の機会に・・・)

蛍光デカールの形状
 オンボードカメラに貼り付ける蛍光デカールのだいたいの形状と大きさです。
楕円は側面左右。四角は上面です。それぞれ2種類ずつ大きさを描いています。造形したオンボードカメラの仕上がり寸法に合わせて使ってください。

カメラレンズ
上の画像はグラフィックソフトで自作したカメラレンズのイメージです。等倍でプリントに使えます(レンズイメージ:一辺約3.5mm 20×5=100) インダクションポッド用オンボードカメラに前後2枚使います。切り欠き部の貼り付け面の小さい部分には一回り小さく切り出して使ってください。
 小さいものなのでまとめて印刷しておくと毎回の手間が省けます。

蛍光カッティングシート。端が浮き上がっています。
 

ディテールアップ オンボードカメラ 7.5.5

 支柱の前側にパテを盛りつけ、傾斜の不足を調整しました。

大雑把に盛り付けたパテが下端で1.5~2mmくらいの厚みになるように、形状を整えます。

前側の傾斜に合わせて、後側を少し削りました。

このまま取り付けると、下端がインダクションポッドから飛び出すので、前側に増えた分と同じくらいの寸法で取り付け穴を開け直します。

支柱の傾斜が実車と同じくらいになりました。

2014年11月14日金曜日

ディテールアップ オンボードカメラ 8

⑩インダクションポッドへの固定。
オンボードカメラの取付けにはM1.7のネジを使います。単品では手に入りにくいので、セット販売品を使っています。長さは5mmくらいが丁度よいと思います。

 
取り付け位置は、オンボードカメラの前後長の中央あたり。(翼断面の一番太い部分はネジ留めの際、インダクションポッドのカエリ部に重なって作業が難しくなります)

インダクションポッドの取り付け位置(先端のR止まり付近)に合わせ、インダクションポッドの裏側から、支柱に向かって、プッシュピンを一突きします。
 
支柱にΦ1.5mmのドリルで深さ5mm程度の穴を開けます。

 ネジだけで固定すると、転倒時にインダクションポッドからビスネジが簡単に外れてしまいます。そこで固定する前に、M1.7ネジ用のワッシャーを(売っていないので)作ります。

作り方は簡単です。0.5mmPET材の切れ端にプッシュピンを一突きし、穴の開いた部分を書類パンチ(紙の穴開け)で打ち抜きます。

PET板は打ち抜いた時、反りが付きます。(インダクションポッド内側のRにフィットします)

プッシュピンで開けたインダクションポッドの穴をΦ1.5mmドリルで拡大します。

打ち抜いたワッシャーの反りの内側から、プッシュピンの穴にM1.7ネジをねじ込みます。

 
インダクションポッドの内側からワッシャーの付いたM1.7ネジをねじ込みます。

 
インダクションポッドの表面から飛び出したビスにオンボードカメラ支柱の穴を合わせ、ネジを締めていきます。(取付けが前過ぎると下端の前端が邪魔になってドライバーが使いにくいです)

固定したオンボードカメラの取付け角度(垂直、左右の傾きなど)を確認します。PETワッシャーのゆがみなどで左右に傾くので、少しこじって(手加減して)調整します。

これをボディに取り付けると、ネジの頭がボディのインダクションポッド取付け部先端と干渉して浮いてしまいます。そこで、ボディ側をネジの頭を逃がす程度に少し削ります。


インダクションポッドの「浮き」が解消されました。

 
※M2以上の太いネジではなく、M1.7の細いネジを使って取り付ける理由
1.支柱の肉厚を少しでも残して、強度を保つ
2.クラッシュで、最悪もげてしまっても、インダクションポッド側の破損範囲が比較的小さくて済む

 太い(M3)程度のネジでも固定できますが、支柱の肉厚が少なく、クラッシュで支柱が壊れてしまう可能性が高いと考えています。
細いビスであれば抜けても(ネジ山が潰れても)瞬間接着剤などを流し込んで修復できます。

ディテールアップ オンボードカメラ 7.5 (寸法訂正)

 造形の寸法訂正です。

 「ディテールアップ オンボードカメラ 2」で紹介した支柱の傾き量が少し足りませんでした。
 
 

完成写真と比べると、傾きが足りず垂直に取りついているように見えます。
(写真は固定した状態です・固定方法は ディテールアップ オンボードカメラ 8 で紹介します)

 支柱の前端をパテ盛りしてもいいのですが、インダクションポッドのRから飛び出してしまうので
取り付け位置を後ろに移動しなければいけません。(インダクションポッドの穴をずらして開け直す)

 翼断面に成形した素材が残っていれば、凹Rや後端の造形が必要になりますが、支柱を新しく付け直す方法もあります。

2014年11月7日金曜日

ディテールアップ オンボードカメラ 7

 インダクションポッドへの取り付け(位置合わせ)の前に、気になっていた水平部中央の幅(今まで作っていたものより少し・片側0.5mm程度細くなっていた)を修正しました。

 上面の時(オンボードカメラ 4 ⑥細かい造形、調整)と同じ要領でパテを盛りつけ、幅を広げました。

 エッジが壊れないよう、はみ出した部分はカッターを使います。


⑨レンズ部の造形
 取り付け(位置合わせ)の後でも構いません。オンボードカメラのレンズ部=水平部の左前と右後ろを削ります。
 
推測で描画したオンボードカメラの三面図です。レンズ部の切り欠きも描いていますが、時期?によって形状が違うようです。参考までに・・・


レンズ部の切り欠きが単純なタイプ


切り欠きが複雑なタイプ。ボディに取り付けた完成品ですが、転倒して傷だらけになったのでついでにリペアしています。