ページ

2018年9月29日土曜日

F104 ウイング比較 2 リヤ

フロントウイングに続き、リヤウイングの比較です。

F104

2008年までのレギュレーションに準じた造形。4部品で構成されています。 アッパーエレメントの前側固定穴が上下2カ所に開いています。

 
 上で固定するとローダウンフォースに

下で固定するとハイダウンフォースになります。



F60

2009年からのレギュレーションに準じた造形。アッパー・ロア・左右のサイドパネルにアッパーエレメントの支柱が加わり5部品構成になりました。
※アッパーエレメントには Red Bull に使うつもりでデカールを貼っていました

F104 に比べ全高が高くなり、幅が狭くなりました。支柱は、ほぼ平面で上下に大きくなったサイドパネルによるバイブレーション対策でしょうか?


デカールで見えませんが、支柱を固定するためのビス穴がアッパーエレメントの上面2カ所に開いています。


MP4-24

こちららも2009年からのレギュレーションに準じた造形。F60と同じく5部品構成です。
アッパーエレメント上面の支柱取付け部の造形が気になります。
ロアエレメント中央のクラッシャブルストラクチャー部分が丸みを帯びた造形になっています。





F2012

サイドパネルの剛性がUPしたのか、支柱がなくなり4部品構成になりました。また、アッパーエレメントにDRS作動ユニットっぽい造形が追加されました。といっても単純な板状です。
※できればTAMIYAらしい、しっかり造形した別パーツにしてほしかったです。

 アッパーエレメントの固定が、タッピングビスからビス+ナットになりました。この取り付け方で剛性がUPしたのでしょうか。

サイドパネルのルーバー造形が外・内両面に見られます。


タイプ2017

ランナーに付いた状態。

2017年からのレギュレーションに準じた造形。低くなったサイドパネルが下から上に向かって屈曲拡幅し、且つ後傾しています。DRSユニットっぽい造形はありません。


 F104 と同じく、アッパーエレメントの前側固定穴が上下2カ所に開います。

  上で固定するとローダウンフォースに

下で固定するとハイダウンフォースになります。


ロアエレメントの比較

F104を除いた4種類を比較しました。左上:F60 左下:MP4-24 右上:F2012 右下:タイプ2017

F60 の幅は 約70.5mm。

 MP4-24 は約69.5mm。

 F2012 は約73mm。

タイプ2017 は73mm。

幅がほとんど同じ 2012 とタイプ 2017 を詳しく見比べました。金型は異なりますが、ほとんど(というか全く)同じ形状のようです。

左: F2012  右:タイプ 2017 。丸く見える(金型の)押し出しピン?の径が違います。


ウイングエレメントとサイドパネルの互換性について
①F2012 ・タイプ2017 とそれ以外はロアエレメントの幅が1mm~3.5mm異なります。
②ロアエレメントとサイドパネルの取付けピッチ・角度はほとんど同じようですが、アッパーエレメントの取付けピッチはそれぞれ全く異なる。

異なるサイドパネルとアッパーエレメントは組み合わせられない。異なるロアエレメントを組み合わせることは、出来なくはないがサイドパネル側面が垂直でなくなる。


ボリューム比較

左上:F60 左下:MP4-24 右上:F2012 右下:タイプ2017

正面視では気になりませんでしたが、側面で見比べると、タイプ2017が一回り小さく見えます。
実車では、前後・上下にもう少しボリュームがあるような気がしますが・・・。

幅を実測したところ、F2012 =76mm タイプ2017 =94mm でした。実車は2016年までが750mm、2017年からが950mmなので、スケールでは同じくらいの変化でした。高さについてもほぼ同じくらいのようです。

2018年9月28日金曜日

Red Bull X2010 10 ライト

ヘッドライト

フェンダー前部に位置するコンビネーションタイプのヘッドライトは、まず型紙でハウジング形状を試作し、本番はPET板で造形。2つのライトは2種類の径のアクリルパイプにLEDライトを組み込み、ハウジングに固定。ハウジング下部のスモールライトは、LEDを組み込んだハウジングベースの透明PET板を導光板として使い、表面の折り曲げたPET板のスリット(シルバーのマーキングフィルムのスリット)から発光します。



左側は試作。右側が本番用。


テールライト/ストップランプ

 全体をブラック塗装したΦ2mm の透明アクリル棒を一定の長さにカット・接着し、一方に赤色LEDを装着。



 LED側から光が漏れないようブラックテープで遮光。

後側、アクリルパイプのカット面の塗装を落とします。

2018年9月23日日曜日

F104 ウイング比較 1 フロント

2017年からの新しいレギュレーションでフロント/リヤのウイング形状も変わりました。

TAMIYA からは F104 PRO Ⅱに合わせて、タイプ2017 のボディ、ウイングが発売されました。

今回は F104、F60、MP4-24、F2012、タイプ2017 の5種類のウイングを比較してみました。


まずはフロントから

F104

 2008年までのレギュレーションに準じた造形。ノーズ先端部との2部品構成。
全幅は140mm。

幅が狭く、ハイノーズからのステーも短めです。

下面形状。

先端から後端までは約80mm。先端からロアデッキまでは48mm。


F60

2009年からのレギュレーションに準じた幅広タイプ。ノーズと両端フラップの4部品構成。


当初は「塵取り」などと揶揄されていました。

下面形状。

先端から後端までは約81mm。先端からロアデッキまでは48mm。


MP4-24

F60と同じく2009年レギュレーションに準じた造形。

フラップの形状がF60より複雑に。


下面形状。

先端から後端までは約80mm。先端からロアデッキまでは48mm。


F2012

 ノーズの部品がかなり大きく・太いです。



下面形状。先端部分がフラットになりました。

先端から後端までは約92mm。先端からロアデッキまでは60mm。


タイプ2017

2017年からの新レギュレーションに準じたクサビ型。



下面形状。先端部分はフラットです。

先端から後端までは約97mm。先端からロアデッキまでは66mm。


幅広タイプ 4種類を比較

 左から F60、MP4-24、F2012、タイプ2017。実車では一番幅広いはずのタイプ2017が一番狭く、まるでスケールが違うように見えます。




 F60、MP4-24、F2012 はどれも約181mm。

 対してタイプ2017は

 161.5mm。


F2012 と比較。

F104との比較はあまり意味がありませんが・・・。


ノーズ部品の互換性

 F104は全く取付け方が異なり、タイプ2017は見るからに小さく取り付けビスのピッチも狭いので、残りの3タイプを比較しました。

 取付けビスのピッチは F60=16.5mm、MP4-24=21.5mm 、 F2012=22mm。

ステーの形状は違いますが素材の柔軟性を考慮すると、MP4-24 と F2012 は互換性がありそうです。


F2012 ノーズと MP4-24 ウイング

取付け部の形状が異なりますが

付きました。

前端と側面に隙間があります。



MP4-24 ノーズと F2012 ウイング

F2012 ウイング上面はフラットですが

 こちらも付きました。

ウイング面に凹みがないため、少し浮いたようになっています。

隙間。