F104
2008年までのレギュレーションに準じた造形。4部品で構成されています。 アッパーエレメントの前側固定穴が上下2カ所に開いています。
下で固定するとハイダウンフォースになります。
F60
2009年からのレギュレーションに準じた造形。アッパー・ロア・左右のサイドパネルにアッパーエレメントの支柱が加わり5部品構成になりました。
※アッパーエレメントには Red Bull に使うつもりでデカールを貼っていました
F104 に比べ全高が高くなり、幅が狭くなりました。支柱は、ほぼ平面で上下に大きくなったサイドパネルによるバイブレーション対策でしょうか?
デカールで見えませんが、支柱を固定するためのビス穴がアッパーエレメントの上面2カ所に開いています。
MP4-24
こちららも2009年からのレギュレーションに準じた造形。F60と同じく5部品構成です。
アッパーエレメント上面の支柱取付け部の造形が気になります。
ロアエレメント中央のクラッシャブルストラクチャー部分が丸みを帯びた造形になっています。
F2012
サイドパネルの剛性がUPしたのか、支柱がなくなり4部品構成になりました。また、アッパーエレメントにDRS作動ユニットっぽい造形が追加されました。といっても単純な板状です。
※できればTAMIYAらしい、しっかり造形した別パーツにしてほしかったです。
アッパーエレメントの固定が、タッピングビスからビス+ナットになりました。この取り付け方で剛性がUPしたのでしょうか。
サイドパネルのルーバー造形が外・内両面に見られます。
タイプ2017
ランナーに付いた状態。
2017年からのレギュレーションに準じた造形。低くなったサイドパネルが下から上に向かって屈曲拡幅し、且つ後傾しています。DRSユニットっぽい造形はありません。
F104 と同じく、アッパーエレメントの前側固定穴が上下2カ所に開います。
上で固定するとローダウンフォースに
下で固定するとハイダウンフォースになります。
ロアエレメントの比較
F104を除いた4種類を比較しました。左上:F60 左下:MP4-24 右上:F2012 右下:タイプ2017
F60 の幅は 約70.5mm。
MP4-24 は約69.5mm。
F2012 は約73mm。
タイプ2017 は73mm。
幅がほとんど同じ 2012 とタイプ 2017 を詳しく見比べました。金型は異なりますが、ほとんど(というか全く)同じ形状のようです。
左: F2012 右:タイプ 2017 。丸く見える(金型の)押し出しピン?の径が違います。
ウイングエレメントとサイドパネルの互換性について
①F2012 ・タイプ2017 とそれ以外はロアエレメントの幅が1mm~3.5mm異なります。
②ロアエレメントとサイドパネルの取付けピッチ・角度はほとんど同じようですが、アッパーエレメントの取付けピッチはそれぞれ全く異なる。
異なるサイドパネルとアッパーエレメントは組み合わせられない。異なるロアエレメントを組み合わせることは、出来なくはないがサイドパネル側面が垂直でなくなる。
ボリューム比較
左上:F60 左下:MP4-24 右上:F2012 右下:タイプ2017
正面視では気になりませんでしたが、側面で見比べると、タイプ2017が一回り小さく見えます。
実車では、前後・上下にもう少しボリュームがあるような気がしますが・・・。
幅を実測したところ、F2012 =76mm タイプ2017 =94mm でした。実車は2016年までが750mm、2017年からが950mmなので、スケールでは同じくらいの変化でした。高さについてもほぼ同じくらいのようです。