2016年5月20日金曜日

アジャスター・ボールエンド等のメタルボールの付け方・外し方

ステアリングやサスペンションなどで使用する樹脂製のアジャスター(ボールエンド)。メタルボールを挿入するのが結構面倒です。
 
写真はTAMIYA 5mmアジャスターとメタルボール。
 
組立て説明書などでは、ラジオペンチやプライヤーを使った圧入方法が指示されています。
 
この方法だと、メタルボールの穴(シャフトが貫通する部分)の縁を傷付ける可能性が高く、アジャスターも傷だらけに・・・
また、メタルボールの取り外しも一苦労です。
 
 
何か良い方法はないかと、手持ちの工具を見ていて思いつきました。
 
使うのは、モーターのベアリングを外す工具です。(今でも販売している?)
 
上段:工具本体
下段(左から):メタルパイプ(内径=3.5mm 長さ=7mm)、メタルキャップ小、メタルキャップ大、蝶ネジ

今回の方法で使うために追加したパーツ
  オイルレスメタル 外径=9.5mm 内径=3mm 厚み=4mm ※古いバギーのもの??
  メタルワッシャー 外径=15.8mm 内径=6.6mm 厚み=1mm (一般的な製品)


1.ボールの圧入
①ベアリング外し器のシャフト部に付属のパイプを取り付け
②オイルレスメタル→アジャスター(メタルボールの挿入方向を上に)→メタルボール の順に取り付け
③蝶ネジを締めこみます

メタルボールが蝶ネジに押されてアジャスターの穴に、ゆっくり圧入されます。

メタルボール、アジャスター共、無傷で圧入できました。


2.ボールの取り外し
①ベアリング外し器のシャフト部に付属のパイプを取付け
②アジャスター(メタルボールの取り出し方向を上に)→ワッシャー→メタルキャップ小(窪んだ面を下に)の順に取り付けます
③蝶ネジを締めこみます

※この時、ワッシャーが軸の中心からずれないように注意しながら、蝶ネジを締めこむ

メタルキャップ小が蝶ネジに押されてワッシャーを押し下げ、ワッシャーがアジャスターのメタルボールの外周部分を押し下げます。(メタルボールはパイプに支えられた状態)

ワッシャーに押されたアジャスター(だけ)が下に落ちます。


この方法なら、アジャスター、メタルボール共、傷つけたり変形したりすることなく、何回でも付け外しが可能です。

2016年5月7日土曜日

F104 ボディ比較

2016年現在、タミヤF104の純正ボディは4種類(F104、Ferrari F60、McLaren MP2-24、Ferrari F2012)。

手元にある3種類(未塗装品)を比べてみました。

左から Ferrari F60、McLaren MP4-24、Ferrari F2012、の3種類です。

 ボディ下端をノーズまで一定の高さにカットします。
(サイドポンツーンから前部のカットラインに目印のマスキングテープを貼っています)

ボディマウント位置を合わせて撮影
上:F60 下:MP4-24(MP4-24 の後端はカットラインより少し長く残しています)
コックピットの位置が随分違います。

ボディマウント位置を合わせて撮影
上:F60 下:F2012
コックピット位置はほぼ同じ

ボディマウント位置を合わせて撮影
上:MP4-24 下:F2012
ノーズの幅はF2012が一番太いようです。

奥:F60 真ん中:MP4-24 手前:F2012

ヘルメット取付け~ボディマウント間の寸法比較
 F60 約70mm


MP4-24 約60mm

 
F2012 約70mm

カウル高さ(実車でいうモノコック上面の高 側面から見た時のボディの厚みに影響)
 左:F60 右:MP4-24
カウル、サイドポンツーン共、MP4-24のほうが高い。

左:F60 右:F2012
F2012のほうが高い。

左:MP4-24 右:F2012
カウルの高さは同じくらい。サイドポンツーンはF2012のほうが若干高い。

カウル高さを測ってみました。(ボディ下端のカットラインからカウル上面まで)

F60:57mm
MP4-24:62mm
F2012:61mm

F60とMP4-24のコックピット位置とカウル高さの違いは(F2012が発売されるまでは)、ダンパー前端とヘルメット取付けビスのクリアランスを取るためと思っていました。しかし、F2012はコックピット位置が前にありながら、カウルが高くなっています。ボディが上下に分厚いと、あまりカッコよくないと思うのですが・・・

※シャシー側のボディ固定位置(マウント高さ)を低くしても、ボディの見え方は変わりません。