9.エンジン(エアファンネル)、排気管
1960'S ボディの魅力のひとつである、エンジン(ディテール)のポイントとなるエアファンネルは、ぜひ再現したいと思います。
エンジンブロックは、資料が十分揃えられなかった為、今回は省略します。
エアファンネルは、既製品の流用も考えましたが、折角なので自作することに。
①パテ等で造形
②①を型取りして複製
③アクリルパイプを加工
同じ形が複数(8個)必要ですが、原型~型作りは時間がかかるので、③のアクリルパイプで上手く造形する方法を考えました。
①素材の準備
Φ8mmのアクリルパイプを同じ長さに切り出し、ストレート部の形状を保持するため、マスキングテープを巻きます。(保持するアルミパイプの内径になるまで巻く)
②熱変形
アルミパイプに装着し、
先端を回転させながら数秒間、電気ストーブで加熱します。柔らかくなると先端が放射状に広がります。
※溶けてしまわないよう熱し過ぎに注意
③整形
左から 加熱で放射状に変形した先端 上部のエッジを削ったところ さらに内面をカッターナイフで削り整える。
余分に成形した中から、形状の揃ったものを8本選びます。
④塗装(エアブラシ)
金属の質感表現のため、MR.HOBBY の Mr.COLOR SUPER METALLIC SM08 メッキシルバーNEXT(右)を、下塗りには Mr.COLOR ウイノーブラックを使います。
まずはウイノーブラックで下塗り。
メタルシルバーNEXTを指示通り、薄く塗り重ねていきます。
最後の状態を記録し忘れました。
素地の仕上げが雑だったので、綺麗な鏡面になりませんでしたが、金属の質感は再現できたと思います。
排気管
アクリルパイプやプラパイプも考えましたが、単純な円筒形状なので、塗装での質感表現が必要なく且つ加工の容易なアルミパイプを使います。
まず必要な長さに2本切り出します。
排気方向の端部。このままだと肉厚があり過ぎるので、F104エキパイの時と同じく、内側を削ります。
外側をマスクして、内面を艶消し黒で塗装します。